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  • 2025.11.10
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箱根の紅葉見頃はいつ?蓬莱園と三河屋旅館で過ごす秋の贅沢旅

箱根は標高差があるため、地域によって紅葉の見頃が少しずつ異なります。
10月中旬頃から山頂付近が色づき始め、11月下旬には湯本や塔ノ沢などの麓へと紅葉が降りてきます。
エリアごとに移り変わる景色を楽しめるのが、箱根の魅力のひとつです。

紅葉のイメージ"
紅葉名所「蓬莱園」の魅力と歴史
箱根の紅葉名所の中でも、ひときわ美しいのが小涌谷にある「蓬莱園(ほうらいえん)」です。
例年11月中旬から下旬にかけて見頃を迎え、ヤマモミジやノムラモミジが園内を鮮やかに染め上げます。
広さ約1万6,000平方メートルという広大な園内では、散策しながら紅葉を間近に楽しむことができます。

この庭園の始まりは大正初期。東京・大久保からツツジを移植したことがきっかけでした。
春には約40種類、3万株のツツジが咲き誇る名園として知られていますが、秋の紅葉や桜の季節も見事。
季節ごとに違う表情を見せる自然の美しさが、多くの人々を魅了してきました。

三河屋旅館のイメージ"
文人墨客に愛された歴史ある三河屋旅館
蓬莱園の向かいに佇むのが、明治16年創業の老舗宿「箱根小涌園 三河屋旅館」。
文人墨客に愛された歴史ある旅館で、これまでに孫文、竹久夢二、与謝野晶子など多くの著名人が滞在しました。

館内は国登録有形文化財にも指定されており、明治の面影を残すクラシックな趣が漂います。
客室からは、創業者・榎本恭三が開いた蓬莱園を一望でき、紅葉の時期にはまるで絵画のような景色を堪能できます。
離れや別館など趣の異なる棟があり、どの部屋からも箱根の自然を感じられる贅沢な時間を過ごせます。

三河屋旅館のイメージ"
紅葉×温泉の贅沢な過ごし方
紅葉を堪能したあとは、旅館自慢の温泉で癒しのひとときを。
三河屋旅館では、明治時代から受け継ぐ自家源泉を贅沢にかけ流しています。肌にやさしい単純温泉で「美肌の湯」としても人気です。

湯けむりの向こうに紅葉が揺れる露天風呂に浸かれば、日常の喧騒がすっと遠のきます。
湯上がりには、季節の味覚を生かした料理を味わいながら、心も体も満たされるひとときをお過ごしください。

箱根の紅葉は、10月から12月上旬にかけて長く楽しめるのが魅力です。
その中でも、蓬莱園と三河屋旅館は、歴史と自然が調和した特別な場所。庭園を彩る紅葉を眺めながら、明治の風情が残る宿に泊まり、温泉で心身を癒す——まさに“日本の秋の贅沢”をご体感ください。

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